アビームコンサルティングの概要

コンサルファーム

概要

項目 内容
会社名 アビームコンサルティング株式会社
従業員数 8,816名(2025年4月1日現在 連結)
設立年 1981年(昭和56年)4月1日
URL https://www.abeam.com/jp/ja/
株主構成、上場等 非上場(NEC99.99%子会社、0.01%アビーム・パートナーズ投資組合)

特徴

競合との比較

アビームコンサルティングは、日本発・アジア発のグローバル総合系コンサルティングファームとして、戦略策定から実装まで一気通貫型のサービスを提供する点で独自のポジションを占めています。外資系大手(デロイト、PwC、EYなど)と異なり、日本企業の文化や商習慣を深く理解した上で、グローバルベストプラクティスを柔軟にアダプトする「実現力」に強みを持ちます。特にSAP導入領域では日本市場トップクラスの実績を保有しており、アクセンチュアやボストン・コンサルティング・グループなどの戦略系ファームと比較しても、業務改革からシステム実装までのEnd-to-End支援能力において優位性があります。2024年のコンサルティング業界働きがい・顧客満足度調査では国内ランキング1位となり、競合他社に比して組織の安定性と社員エンゲージメントが高い傾向にあります。kotora+3

創業ストーリー

アビームコンサルティングは、1981年に等松・トウシュロス コンサルティング株式会社として設立されました。1997年にはデロイト トウシュ トーマツのコンサルティング部門である「デロイト トーマツ コンサルティング」に統合され、約6年間にわたってデロイトグループの傘下で戦略・業務改革・IT領域での高度なコンサルティング能力を蓄積しました。その後、2003年にエンロン事件に端を発した監査法人とコンサルティング部門の分離という世界的潮流の中で、デロイト トゥシュ トーマツから独立し「ブラクストン」として再スタートしました。翌2004年にはNECと戦略的資本提携を開始し、2015年の完全子会社化を経て現在に至ります。この独立-資本提携というプロセスを通じて、同社は「独立した経営判断」を重視する企業文化を醸成しました。NEC傘下にありながらも、顧客に最適なソリューション提案の独立性を貫き、結果として高い顧客信頼度を獲得しています。abeam+2

ビジョン・ミッション

アビームコンサルティングの経営理念は「Real Partner®」であり、クライアントの変革を実現する「真のパートナー」として、プロジェクトの成功とクライアントの変革に強くコミットする価値観を体現しています。ミッションは「変革を通じて、クライアントに新たな成功をもたらし、継続的な企業価値向上に貢献すること」、ビジョンは「画一的世界観に囚われることなく、地域や企業の特性を活かすアジア発のグローバルコンサルティングファームとしてクライアントの真のパートナーであり続けること」です。このビジョン・ミッション体系に基づき、同社は「Vision 2030」として「社会変革アクセラレーター」の実現を目指しており、それを支える実行計画が「Strategy 2025」として展開されています。コア・バリューとしては「クライアントを思う心」「卓越したプロフェッショナリズム」「独自のグローバル観」の3つを掲げ、これらは全社員の行動指針として組織に浸透しています。abeam+1

規模

項目 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年 備考
従業員数 約6,400名 約6,700名 約7,523名 約8,278名 8,816名 2025年4月1日現在 連結。5年間で年平均7-8%成長
売上高 約673億円 991億円 1,136億円 1,408億円 1,598億円 2025年3月期は連結。5年間で年平均23%成長。直近3年で40%超増加
営業利益 非公表 非公表 130.2億円 非公表 169.1億円 営業利益率は11-13%で推移。第44期と第45期での営業利益率向上

※2023年3月期の営業利益は130.2億円、経常利益は150.4億円、当期純利益は111.9億円corp-ratings
※2024年3月期は営業利益130.2億円、経常利益150.4億円gurafu
※第45期(2025年3月31日決算)の営業利益は169.1億円(営業利益率13.0%)、当期純利益は131.8億円x

主なグループ会社・アライアンス先

項目 内容
主なアライアンス先 ベリングポイント社(BearingPoint Holding B.V.):2011年から戦略的提携、2025年米州合弁会社「BearingPoint NA LLC」設立abeam+1​。住友商事:2024年「株式会社GXコンシェルジュ」共同出資設立abeam​。booost technologies:2025年サステナビリティ情報基盤構築支援で戦略的業務提携abeam​。Salesforce:顧客営業システム導入・AI活用で協力体制構築japan.zdnet​。SAP:30年近くのパートナーシップで業界トップクラスのコンサル実績保有movin
主なグループ会社 アビームシステムズ株式会社(1983年設立、愛知県名古屋市、1,156名、代表取締役社長:前田淳一郎):業務系・技術系システムの企画開発・構築に従事abeam-s​。その他、ABeamコンサルティング関連の複数の事業会社
主な子会社 BearingPoint NA LLC(2025年設立、米州市場向けのコンサルティング統合体制)abeam​。GXコンシェルジュ株式会社(2024年設立、住友商事との共同出資、サーキュラーエコノミー支援)abeam

内部組織・拠点

組織

アビームコンサルティングの組織体制は、以下の3つの主要事業柱により構成されています:

  1. 「戦略コンサルティング事業」は経営・M&A戦略、オペレーション変革、PMIなどを担当
  2. 「ソリューションコンサルティング事業」はSAP等のエンタープライズシステム導入、DXコンサルティングを担当
  3. 「アウトソーシング事業」は業務の継続的改善と効率化を支援

これら3事業は相互に連携し、顧客の経営課題に対して統合的な価値提供を実現する仕組みになっています。

ビジネスユニット(BU)体制としては、戦略BU、製造BU、金融BU、産業インフラBU、Digital Technology BU、オペレーショナルエクセレンスBUなど複数のBUが存在し、業界・業務領域ごとに専門知識と実装力を統合して顧客支援に当たっています。2024年4月には戦略領域の強化を目的として、従来の150人規模の戦略事業部を6つの戦略ユニットに組織再編し、より高度な専門性を確保する体制へ転換しました。組織全体として、約8,800名のプロフェッショナルが日本国内・アジア地域・欧米を中心にグローバルで活動しており、社員の約4分の1が海外勤務している状況が反映しています。insight.axc+6

拠点・所在地

  • 国内の主な拠点abeam
    • 東京本社(東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲八重洲セントラルタワー)abeam
    • 大阪オフィス(大阪府大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪 タワーA 27F)
    • 名古屋、仙台、沖縄各オフィス
    • 計29拠点(2025年7月1日現在)abeam
  • 海外の主な拠点abeam
    • アジア太平洋地域:バンコク(2005年)、シンガポール(2005年)、ペナン(2014年)、香港(2017年)、ベトナム(2018年)、台北(2019年)、韓国、インド
    • ヨーロッパ地域:ロンドン(2007年)、ドイツ(デュッセルドルフ)、UK
    • 南米:ブラジル(2013年)
    • 全世界132拠点、提携パートナー拠点を含む135拠点に展開(2025年7月1日現在)abeam

代表者及びボードメンバー・パートナーの経歴

役職 氏名 略歴
代表取締役社長 CEO 山田貴博 1992年にアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に新卒入社、約5年間にわたり製造・鉄道・銀行のシステム構築および戦略立案を担当。その後、Deloitte Consulting LLPで商社向けのプロジェクトに従事。2003年にアビームコンサルティングに入社、業務・IT改革支援で多くの実績を積む。2016年取締役、2020年代表取締役副社長COO、2023年4月現職に就任japan.zdnet+2
取締役会長 森田隆之 日本電気株式会社(NEC)代表取締役 執行役員社長 兼 CEOを務める。2023年4月1日付でアビームコンサルティング取締役会長に就任。NEC グループ全体の経営戦略の中心人物として、DX推進やコンサルティング領域強化を統括consul+1
取締役副会長 鴨居達哉 2020年から2023年3月31日まで代表取締役社長 CEOを務め、同年4月1日付で取締役副会長に就任consul+1
シニアマネージャー(戦略BU) 大森康弘 戦略ビジネスユニットのシニアマネージャーとして、一気通貫型の戦略コンサルティングを推進。クライアント企業の経営層と膝を付け合わせたプロジェクト推進を特徴とするinsight.axc
ビジネスユニット長(製造BU) 四十谷裕之 製造ビジネスユニット長として、日系製造業の構造的変革を主導。自動車OEM、素材・化学業界など、幅広い顧客ベースの経営課題に対応。業界変革テーマの自主設定と顧客提言を製造BUの特色として推進abeam

参照情報ソース

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